咳が収まらない、気管支炎の治療法・対策について

  • 2021年9月3日
  • 2021年9月6日

「咳がつらい、なかなか収まらない」「風邪が長引き、なんだか様子がおかしい」といった、咳やたんなどの症状が長引いてはいませんか?もしかしたら、風邪ではなく気管支炎かもしれません。

ここでは、気管支炎とはどんな病気か、風邪との違い、治療や予防策について解説していきます。

気管支炎とは

気管支炎は、呼吸器のなかの気道のひとつである気管支が炎症を起こし、咳やたんなどの呼吸器症状を引き起こす病気です。

数日から数週間で収まる「急性気管支炎」と数か月以上続く「慢性気管支炎」に分けられます。風邪やインフルエンザから移行するケースが多いのも特徴です。

原因

主な原因は、風邪のウイルスによる二次感染です。気道にウイルスや細菌が感染し、気管支の粘膜に炎症が起こることによって、咳やたんなどの症状が発症します。

気管支炎には、急性気管支炎と慢性気管支炎があり、それぞれ発生原因が違います。

急性気管支炎は、風邪の原因ウイルスであるライノウイルスやアデノウイルスなどから、その他インフルエンザウイルスまで多岐に渡ります。細菌では、マイコプラズマやクラミジア、百日咳菌などが代表的です。

一方、慢性気管支炎は感染以外の原因が多く、煙、粉じん、アレルギー、大気汚染、化学物質などが挙げられます。また喫煙習慣がある方にも多く、たばこの刺激で気管支に炎症が起こり、症状がでると考えられています。

主な症状

急性気管支炎と慢性気管支炎は、どちらも咳が特徴的な病気です。

はじめは咳、鼻水、頭痛など風邪に似た症状が続き、次第に咳やたんがひどくなってきます。さらに軽度の発熱や、全身の倦怠感、頭が重いといった状態に変わっていきます。激しい咳が続くと、背中や腰の痛み、筋肉痛があらわれることも。

咳はもっとも治りにくい症状で、落ち着くまでに2~3週間かそれ以上かかることもあります。

検査と治療について

通常、特別な検査を実施せず、問診によって症状を調べ、診断をつけることが多いです。

しかし気管支炎の症状は、肺炎など他の呼吸器の病気と似ているため、強い症状がある場合は、その症状に応じた検査を行うこともあります。

検査方法には何種類かあり、胸部聴診、胸部X線検査、血液検査、培養検査、症状がひどい場合には呼吸機能検査やCT検査などを行うことも。

気管支炎の治療は原因によって異なりますが、基本的には対症療法が中心です。

咳が強い場合には「鎮咳薬」、たんが絡む場合には「去痰薬」というように、それぞれの症状を和らげる薬で治療します。

吐き出したたんが、黄色の膿性痰の場合は細菌による二次感染が疑われます。その場合は、原因菌に効果のある抗生物質を使用することがあります。

予防・対策方法

気管支炎の予防は、基本的に「風邪の予防」と同じ考え方になります。

風邪やインフルエンザから移行するケースが多いため、免疫力を落とさないよう、普段から規則正しい生活を送り、栄養補給、疲労回復を心がけることが大切です。

原因となるウイルスや細菌を体内に取り込まないようにするため、手洗い、うがい、マスクの着用なども重要。インフルエンザの流行期は、前もって予防接種を受けておくと良いでしょう。

また、気管支炎は冬場に発症しやすい病気です。乾燥はできるだけ避け、加湿器などを使用し、周囲の湿度を高く保ちましょう。

まとめ

風邪やインフルエンザから移行し発症することの多い気管支炎ですが、ときに喘息や肺炎などへ進行してしまう場合があります。

当院では、内科、消化器内科、内視鏡内科、肝臓内科とさまざまな診療に対応可能です。検査体制が整っているため、症状に合わせた適切な診断を行うことができます。

長引く咳や痰は放置せず、不安な点があればお気軽に来院ください。また気管支炎と喫煙も深く関わりがあります。喫煙習慣を見直したい方は禁煙外来までご相談ください。